現地2月2日、WWEはオーストラリア・パースでElimination Chamberを開催します。
ショーの開催に合わせ、オーストラリア入りしたWWEスーパースターたちは準備の真っ最中。そんな中、オースチン・セオリーをめぐる動画がSNS上で拡散され、話題になっています。
一体何が起きたのか?騒動のきっかけは、パースの地元新聞The West Australianの編集長を務めるアンソニー・デ・セグリエがセオリーに対して「WWEはフェイク。選手たちは、実際にはお互いに打撃を加えていない」と言い放ったことでした。また、彼は「WWEはオーストラリアンフットボールやラグビーと比べればタフじゃない」とも言っていたとか。
これに対し、セオリーは激怒。「お前がここで何かの責任者だからって、俺にこんな風に話せるわけじゃない。お前は俺の仕事が簡単だと言って、ここにいる全員の前で俺の仕事について話している。お前には俺の靴を一日も歩くことはできないだろう」と反論し、セグリエに詰め寄りましたが、WWEのセキュリティによって引き剥がされました。
Austin Theory got pretty heated at a reporter in Perth
— Fightful Wrestling (@Fightful) February 22, 2024
セグリエは「侮辱するつもりはなかった」と弁明していますが、自分のしごとを侮辱されたセオリーが怒る気持ちはよくわかります。プロレスは怪我がつきもので、私生活に影響をきたすような怪我を負ってしまうこともあり得る世界です。
この件がさらにややこしいのは、騒動について報じたThe West Australianの記事の中に、こんな一文があることです。
あるスタッフメンバー、ケー・フェイは、本物の戦いが勃発しそうだと言った。「本当に何が起こるか心配だった」と彼らは言った。「幸いにもセキュリティが介入した。アンソニーは本当に心配していた」
この一件が何らかの形でストーリーなどに昇華されるのか、それとも単純に失礼なメディアがセオリーとWWEを侮辱しているだけなのか…。何なんでしょうね。