PPV「Revolution」でダービー・アリンとタッグを組み、ヤング・バックスを相手に引退試合に挑んだスティング。
多くの場合、レスラーたちが引退試合で勝つことは稀です。しかし、64歳のスティングは複数回のハードバンプをこなした上で世界トップクラスのタッグチームであるバックスに勝利。有終の美を飾りました。
引退試合の相手にバックスを指名したことなど、スティングはそのクリエイティブに大きな発言権を持っていました。しかし、ある一点だけは、彼とそれ以外の間で意見が分かれたといいます。
Wrestling Observerによれば、スティングは「引退試合に勝ち、ダービーとのタッグで獲得したAEW世界タッグ王座を保持する」というアイデアに反対だったそうです。しかし、試合のクリエイティブに関する議論が進む中で、ヤング・バックスとトニー・カーン社長が「アイコンであるスティングは勝利でキャリアを締めくくるべきだ」と主張し、最終的には彼もこれを受け入れたそうです。
引退試合は素晴らしい内容となり、 AEWのみならずプロレス界の歴史の中で語り継がれていくことになるでしょう。彼ほどのレジェンドが、彼に相応しい形で引退する機会を得たことは、何よりも喜ばしいことです。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)
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