先日、AEWはスチュ・グレイソンやアンソニー・ヘンリーらを含む10名を解雇しました。
ヘンリーは顎の負傷で欠場を余儀なくされており、本来であれば現在開催中のタッグトーナメントにも参加予定でした。トニーも彼とJDドレイクのWorkHorsemenの活躍に期待していたとされており、その回顧には疑問の声が上がっていました。
解雇を知らされたヘンリーは深い悲しみに暮れ、「プロレスを続けたいのかもわからない」とXで発言するほどの状況に追い込まれました。
しかし、トニーは心変わりしたようです。ROH「Supercard of Honor」の記者会見に出席した彼は、ヘンリーの解雇について質問され、次のように答えました。
少し時間をかけて考えてみたんだ。アンソニーの怪我はもうすぐ回復するだろうし…考えた結果、試合に出場可能な状態に回復したら、アンソニーはAEWとROHに戻ってくるよ。もうすぐだ。
団体が成長するためには資金が必要であり、そのための予算チェックとして人員整理が必要だと語ったトニー。しかし、ヘンリーの場合は特別です。
この発言を受け、失業の危機を逃れたヘンリーはXで喜びを爆発させました。
何という一週間だろう!週の初めに起こったことには満足していないよ。でも、戻ってこれて本当に嬉しい!AEWのロッカールームを信じてるし、すぐに復帰できることを楽しみにしてる。今週、俺のことを支持してくれた皆さん、心から感謝するよ。
みんなの行動がいろんな人たちに影響を与えたなんて、知らなかった。このように俺の背中を押してくれる人がいたことなんて、初めての体験だよ。現実のことなんだろうか…。みんなのことが大好きだ。またすぐに会おう!
「みんなの行動」とは、ヘンリーの解雇に反発したファンたちが起こしたムーブメントのこと。WorkHorsemenのTシャツ(ヘンリーの折れた顎のレントゲン写真)を買い、SNSで彼への支持を表明したファンがたくさんいたのです。
彼らの行動がトニーの決断にどの程度影響したのかはわかりませんが、ヘンリーにとっては本当にありがたい支援だったでしょう。
(Wrestling Inc)