先日、AEW・Dynamiteの放送中にウィル・オスプレイがWWE・HHHを批判したことは、今もなお多くのプロレス関係者の間で話題になっています。
ことの発端は、HHHがインタビュー中に「過酷なスケジュールを好まないレスラーもいる」と発言したこと。2023年にWWEなど複数団体と契約交渉し、地元イギリスでの生活を続けられることなどの条件を提示したAEWへの移籍を決めたという背景があるオスプレイは、HHHの発言を「自分への皮肉」だと理解し、Dynamiteで「上司の娘とアレして今の地位を築いたような人がそんなことを言うな」と揶揄したのでした。
この発言について「もう触れたくない」と語っているオスプレイですが、WWE殿堂入りレスラーのブッカーTには言いたいことがあるようです。自身のPodcast番組の中で、彼は次のように語りました。
オスプレイにインタビューしたことがあるけど、本当にいいやつだと思うよ。AEWの茶番に乗っかって、ちょっとしたアクションに加わりたいと思っているのかもしれないけど…自分の名前が話題になっていたから、ああいうコメントをしたのかな。でも、あのコメントは彼の助けにならないどころか、返って傷つけることになると思うよ。
いつか揉め事の相手の団体で働くことになるかもしれないし、他の団体と行ったり来たりするようなことは避けたい。俺はそんな争いに首を突っ込むつもりはないよ。だからこそ、ウィル・オスプレイと彼の発言には驚いたよ。意味不明だったし、場違いだった。
彼がHHHとどんな会話をしたのかは、誰も知らない。2人の秘密にしておくべきだ。プロレスは休みなしのビジネスなんだよ。もし「過酷なスケジュールをこなしてくれる人を探している」と言われて怒っているのなら。こんなふうに返せばいい。わかった、ありがとう。でも、そんなに働かなくてもいいところに行くよ。小切手をもらえるからね」と。
あのようなコメントをしたことで、契約更新の時や、AEWがうまくいった時に、選択肢が限られるような状況に自分を追い込でしまったと思う。トニー・カーン社長が、引退しても問題ないだけのお金を払ってくれるかもしれないが。
ウィル・オスプレイ。これを聴いているかな。君はもっと賢いと思っていたよ。
(Fightful)