先日、AEWは2023年のイギリス大会All InのバックステージでCMパンクとジャック・ペリーが喧嘩している映像をTV番組で放送しました。
この件は批判的な文脈で語られることが多く、「すでにAEWから去ったパンクの映像をなぜ流すのか」などと指摘されてきました。しかし、この映像を流したことによりペリーは観客からより一層大きな反応を得られるようになり、先日のPPV「Dynasty」でサプライズ復帰を果たした時は会場が大歓声に包まれました。
ECWレジェンドのロブ・ヴァン・ダムは、実際のトラブルを番組のコンテンツに昇華させたAEWの手法について、次のように語っています。
AEWがあの映像を放送することで、AEWの成長可能性を小さくしてしまう、小さくなりすぎて潰れてしまうんじゃないかと考えている人は多いよね。でも、俺は、あの判断はECWスタイルに近いと思ったよ。
ECWは実際のトラブルをストーリーに取り込んでいた団体でした。そこで活躍していたRVDにとって、どこかECWに似たものを感じたのかもしれません。
また、彼は「AEWがWWEを真似するのは得策ではないかもしれない。自分たちのユニークなアイデンティティを受け入れ、プロレスに多様な世界があることを認識すべきだ」とコメントしています。
(Wrestling Inc)
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