肘を負傷しているドミニク・ミステリオ。
現在のWWEにおいて、彼は非常に大きなリアクションを得ることのできるヒールとして欠かせない存在です。試合に出られない状態は当分続くと思われますが、彼はあらゆる形で団体に貢献できるタイプのスター。できる限りの活動を続けていくことに期待したいです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、ドミニクは理学療法を受けているそうです。負傷が判明した当初の情報では、「野球の投手が肘を痛めた時に受けることが多く、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平もMLB移籍後に2度受けているトミー・ジョン手術を受ける必要がある」と考えられていたといいます。
しかし、この手術は回復までの期間の長さが大きな特徴です。投手と野手の二刀流で大活躍中の大谷は、2023年に受けたトミー・ジョン手術の影響で2024年シーズンを通してマウンドに上がることができません。この手術を受けた投手は、トップレベルでのピッチングを再開できるようになるまでに1年以上を要します。
メルツァーの見解は、「ドミニクはピッチャーではなくプロレスラーなので、ピッチャーが90マイル(約145km/h)を投げられるようになるほど完璧な回復を目指す必要はない。そこで、回復に時間のかかるトミー・ジョン手術を避け、基本的な動作能力を回復するため動作訓練などを行う理学療法での回復を目指すことになったのだろう」というもの。いずれにせよ離脱は避けられませんが、復帰までの時間は短く済むかもしれません。
(Wrestling Observer, WrestlingNews.co)
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