先日、ドリュー・グラックがWWEから退団したと報じられました。
ゲイブル・スティーブソンら複数のNXTロースターが解雇されたタイミングでの退団でしたが、クリエイティブの責任者を務めるHHHは「彼は解雇されたのではなく、契約が更新されなかっただけ」と説明しています。
2024年3月、元WWEロンダ・ラウジーがグラックから過去にセクハラ被害を受けたことを告白。これが原因で彼は窮地に立たされ、いつ解雇されてもおかしくない状態になってしまったと報じられていました。
Fightfulによれば、彼は仲間たちからの評判が悪い「いじめっ子」としての側面があったようです。NXTの複数の選手たちが、以下のような被害を訴えていたといいます。
- 負傷箇所を故意に攻撃する
- かつて指を脱臼したことのある選手の指を狙って攻撃し、再脱臼させる
- 意図的に対戦相手を頭部からリングに落とす
- この件がNXT内部で問題視され、ショーン・マイケルズやコーチたちがグラックを直接叱責したこともあった
- 対戦相手がどのような反応を示すかを「テスト」する
- 彼との試合中に起きた事件を上層部に報告しないよう脅す
なお、これらの被害が明らかになったのは、ラウジーによるセクハラ告発の後、WWEが内部調査を実施したことだったようです。ラウジーの告発や調査結果が彼の去就にどのように影響したかは不明です。
(Fightful, Cultaholic)
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