AEWと契約する大物レスラーたちにとって、「他団体にも参戦可能である」というオプションは非常に重要です。
これを最も有効に活用しているのはIWGP世界ヘビー級王座チャンピオンのジョン・モクスリーで、彼は新日本プロレスをはじめGCWなど複数の団体へ積極的に参戦してきました。
しかし、かと同じBlackpool Combat Clubのメンバーとして活躍し、2024年に新日本へ参戦したブライアン・ダニエルソンは、2021年にAEWへ入団して以降、AEW/ROH以外の団体に参戦したのは2024年の新日本プロレス&CMLLのみ。オプションを活用してきたとは言えません。
最新のインタビューで、彼はその理由を語りました。
今の俺のスケジュールと、2人の子供の父親であることを考えると、インディ団体のショーに出るのは難しいね。父親であることをプロレスよりも重要だと考えているからさ。
だから、優先順位をつけていくと、「オーケー、もうXはほとんどやめたな。本質的には、インディ団体へ参戦するのは自分が楽しいだけ。そのためにもっと時間を取りたいと思うだろうか?」という考え方になるわけだよ。
妻のブリー(・ベラ)は、俺に腹を立てたわけではないけど、、「ちょっと待って、アレナ・メキシコに行くのは単に楽しみのためなの?」と俺に問いかけてきた。俺は「そうだよ」と言ったけど、それは家を離れる余分な時間を作ることでもあるんだ。
ブリーは俺に何も言わなかったけど、それは俺がいつもやりたかったこと……つまり、アレナ・メキシコでプロレスをすることだと知っていたからだよ。
でもインディ団体のショーをやるということは、(AEW社長の)トニー・カーンの視点から見ても……もし俺がそこで怪我をしたら、多くのことが台無しになってしまうんだ。
(Wrestling Inc)