ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで収録されたSmackDown最新回。
Bloodlineのストーリーが大きな展開を見せたり、Money in the Bankの出場者が決まるなど、ショーは盛りだくさんの内容でした。しかし、会場に詰めかけたファンの激しいリアクションが原因で、FOXでのテレビ放送には「FOXによる検閲編集」がいくつも入りました。
例えば、会場にNBAインディアナ・ペイサーズのスター選手であるタイリース・ハリバートンが映った時に観客たちが「f**k the Pacers」とチャントしたことや、ナイア・ジャックスに対するネガティブな反応が、FOXの手によって「検閲」され、テレビ画面が真っ暗な状態になったです。
Nia Jax pulls up, screen goes black, Bianca spawns right behind Nia lmaooooo #SmackDown pic.twitter.com/WPC2h0aLYq
— CrispyWrestling (@CrispyWrestlin) June 29, 2024
Fightfulによれば、FOXによる度重なる検閲に対し、WWE内部で不満の声が上がっているそうです。ショーに出演しなかったあるベテラン選手は「見るのが大変なシーンもあった。「f**k the Pacers」を検閲するのはわかるけど、すべてのセグメントが編集されてしまったように感じる。それが、まるでWWE側の意図によるもののように見えてしまうんだ」とコメントしています。
FOXがSmackDownの放送内容を「検閲編集」するのは今回が初めてではなく、2024年3月にはザ・ロックの過激なプロモの内容が検閲の対象になりました。
クリエイティブの責任者であるHHHは、RAWが2025年からNetflixでの配信になることについて「FOXは番組内容を検閲することがある一方で、Netflixではこうした問題はなくなる。ザ・ロックも好き勝手やれる」と発言しています。
(Fightful, Inside The Ropes)