2025年に引退するジョン・シナ。
彼の引退ロードは特別なものになることが予想されており、団体内部では「ぜひ彼と仕事をしたい」と思っている選手が山のようにいます。これまでに彼と戦ったことのない若手たちはもちろん、彼としのぎを削ってきたライバルたちにとっても、彼の引退は重要な出来事です。
彼との大一番に何度も挑んできたランディ・オートンは、コーディ・ローデスとの対談の中でシナの引退について言及し、シナがMoney in the Bankで引退発表する前の会話や、彼とどのように戦いたいかを語りました。
もちろん、彼が引退する前にやりたいね。
面白い話があってさ。シナが引退スピーチをする前に会ったんだ。しばらく会ってなかったし、彼がMoney in the Bankの会場にいるなんて知らなかった。10分くらい話をして、最後の方で「どう思う?」って聞いたんだ。「あと30~40試合くらいする」とか、「来年のレッスルマニアは俺にとって最後のマニアだ」と考えているなんて、全然知らなかったよ。俺が知る限り、彼も俺みたいに体が許す限りやり続けるんだと思ってた。
「どう思う?」って聞いたら、シナは「ランディ、俺は一度も何かを提案したことがない。いつも与えられたものを最大限に活かすだけだ」って。俺もそうなんだ。一度もアイデアを提案したことがない。失望するようなことはしたくないからね。「ヘイ、ライターたち。これが俺が次の6ヶ月でやりたいことの6ページの絵コンテだ」なんて一度もないよ。いつも与えられたものを最大限に活かすだけ。彼もそうだ。
彼との最後の仕事は、数回のTV出演かそれ以上をこなしてしっかり準備して、本当に特別なものにしたいね。昔、俺たちがあまりにも対戦しすぎて人々が飽きてきた頃もあったけど、今振り返ると「オートンとシナの対決は素晴らしかったな」って思うんだ。あのノスタルジーを呼び起こして、ファンのためにやりたい。喜んでくれるんじゃないかな。リングに上がって、楽しんで、会場を盛り上げられる。本当にやりたいね。
でも、シナによれば、自然な流れで起これば……ってことみたいだ。実現すると思うよ。そういう運命にあるんじゃないかな。
(Fightful)