AEWで世界トップクラスのタッグチームとして活躍するFTRのダックス・ハーウッドとキャッシュ・ウィーラー。
様々な団体で経験を積み、大舞台での実績も豊富な2人は、プロレス界が今後も発展を続けていくためには若手レスラーたちの成長が欠かせないと考えています。しかし、若手たち同士のコミュニケーションや考え方について、不満があるようです。
ルネ・パケットのインタビューに応じた2人は、「AEWの若手レスラーたちは成長に飢えていない。トップになりたがっていないと感じる」とし、若手たちの何を問題だと思っているのかを語りました。
ダックス:InstagramでQ&Aを開催したら、タッグチームで活躍しているレスラーが何人か来てくれたんだ。そこで俺が言ったのは、若い世代は成長に飢えていない、あるいはトップになりたがっていないと感じる…ということだった。
キャッシュ:彼らは、誰かの邪魔をしたくないんだよね。みんなと仲良くしたがる。それが悪いことだとは言ってないよ?でも、WWE時代の俺たちは、チャド・ゲイブル&ジェイソン・ジョーダンと激しい競争を繰り広げていたけど、大親友でもあった。この関係が俺たちの最高な部分を引き出したのさ。これはブリスコズとの関係にも言えるね。
若手たちには、こうした「競争的な友情」がないんじゃないかな?
ダックス:俺たちは、決して若手たちを否定したいわけじゃない。でも、これを聞いて「あ、それ俺じゃん」と思ってくれればいいな、と思っているんだ。みんなに好かれることを望むより、数人の仲間と友情を育み、何人かに嫌われながらも上へ上がっていく方が良いよ。誰かに嫌われるのを恐れちゃダメだ。今はそういう時代なのかもしれないけどさ。
キャッシュ:今は、「自分がみんなから好かれているか」を強く意識し、敏感になっているんだと思う。そういう話はそこらじゅうで見聞きするからね。若者だけじゃなくて、そうじゃなかった時代を知らない若い世代は、行動を起こす時に「好かれるかどうか」が考え方に影響してしまうんだよ。
(Fightful)