AEWから退団し、WWEへ移籍することが確実視されているルチャ・ブラザーズのペンタ・エル・セロ・ミエドとレイ・フェニックス。
一時は「彼らがWWEと複数年契約に合意し、グッズ制作も始まっている」と報じられましたが、その後複数のDirt Sheetが「彼らは今もAEWとの契約下にあり、WWEとは契約していない」と報じています。しかし、彼らがWWE移籍を望んでいることは間違いないようです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、ペンタとフェニックスがWWEへ移籍するまでにAEWで何を経験することになるのかを推測しています。
まず、まもなくAEWとの契約を満了することが確実なペンタについては「契約満了まで起用しないのは理解できるし、退団までに2~3人と戦って負けることもあり得る。ビンス・マクマホンならそうしていたが、トニー・カーンがどうするかはわからない」と指摘。優秀な人材を可能な限り使い尽くすのか、冷遇するのかはトニー次第です。
しかし、フェニックスの場合はペンタよりも事情が複雑です。彼は過去に怪我による長期欠場を経験したことがあるため、AEWはその期間分だけ契約を延長するオプションを行使することができます。メルツァー曰く、AEWがオプションを行使すれば、契約はあと1年近く延長されるとか。
フェニックスは非常に才能のあるルチャドールなので、AEWとしては今後も彼をロースターに留めておきたいでしょう。しかし、ルチャ・ブラザーズは揃ってWWEへ移籍することを望んでいます。トニーは「良い人」になってオプションを行使しないこともできるし、ビジネスマンとしてオプションを行使することも可能です。もし行使されなければ、ペンタと同じタイミングで契約は満了を迎えます。
(Wrestling Observer, Inside The Ropes)