2018年、WWEはサウジアラビア・スポーツ省との10年間の戦略的パートナーシップを発表しました。
それ以来、WWEは年に2回のペースでサウジアラビア大会を開催してきました。ビンス・マクマホン時代のショーはお世辞にも評判が良いとは言えませんでしたが、最近はクオリティが向上しています。
また、WWEとサウジアラビアの関係性にも賛否両論ありますが、以前は認められなかった女性選手の試合や、サウジアラビアとの政治的関係が良好ではないシリア系のサミ・ゼインの参戦が実現するなど、進歩を重ねている状況です。
サウジアラビアとの友好関係、そして大規模なショーの開催はWWEに大きな利益をもたらします。WWEのクリエイティブの責任者を務めるHHHは、今日開催されたCrown Jewelのカウントダウン番組で「サウジアラビアとのパートナーシップがWWEにどのような意味を持つのか」を語りました。
我々はこのパートナーシップを大切にしているんだ。
これはすべて、「世界中から最高のエンターテインメントをサウジアラビアに招致する」という閣下のビジョンから始まった。ただ、最初にここでイベントを始めた時、ファンは興奮してくれたけど、我々は「何を期待すべきか分からない」という状況だったね。
それが、時間とともに劇的に変化していくのを目の当たりにしてきた。サウジアラビアで初めての女子選手の試合を開催できたのは、当初の「女性選手を連れて来ることは可能でしょうか?」という我々からの問いかけが出発点になったんだ。今では街中の広告板に女性選手が登場しているし、サウジアラビア娯楽庁と閣下から「このショーには女性選手が足りないのではないか、もっと増やせないか」と言われるまでになった。
このことは、サウジアラビアの進歩を物語るとともに、ファンベースの変化、そして真のグローバルブランドとしてのWWEの影響力を示していると思っているよ。
(Fightful)