かつてアルコール依存に苦しみ、トラブルメーカーとしてネガティブな話題を振りまいていたビッグ・ビル(ビッグ・キャス)。
2018年にWWEから解雇された後、彼はジョーイ・ジャネラとバックステージやミュージシャンのライブ会場で喧嘩したり、SNSでジャネラを脅迫したりと、荒れに荒れていました。
しかし、彼はアルコール依存や精神的な弱さを克服し、2021年にインパクト・レスリング(現TNA)と契約。そこでの活躍によりキャリアを起動に乗せ、WWEとAEWが獲得に興味を持つようになりました。その後、彼はAEWへ移籍。現在はクリス・ジェリコ率いるLearning Treeのメンバーとして活躍しています。
彼にとって、インパクト・レスリングでカムバックを果たし、プロレス界での居場所を再び見つけることができたきっかけを作ったのは、WWE時代の同僚ルーク・ギャローズ(ドク・ギャローズ)とフィン・ベイラーだったそうです。最新のインタビューで、彼はBullet ClubのOBたちへの感謝を語りました。
プロレスラーとしての活動を休止していた2020年11月、アトランタにいた時にギャローズに会ったんだ。冗談を言い合っていた時に、「プロレスラーに復帰してみようかな」と思った。あの日、ギャローズと一緒に過ごした時間がきっかけになって、再び火が付いたんだよね。その日から、真剣に復帰を考えるようになった。
ギャローズから2021年2月のショーへの出場を提案された時、彼は「観客は俺のことを忘れているのではないか、好意的に受け入れてくれないのではないか」と不安だったそうです。しかし、ファンは好意的に彼を迎え入れ、それが彼の情熱をさらに燃え上がらせることになりました。
断酒で学んだ原則をプロレスにも応用したんだよ。言われたことをやる。頭を下げる。一生懸命働く。文句を言わない。今のところ、うまくいっているよ。
インパクトから契約のオファーをもらった時、フィン・ベイラーと少し話をしたんだ。「WWEは俺のアルコール依存のリハビリのために本当にいろんなことをしてくれたし、大金を払ってくれた。彼らに迷惑をかけたくないんだ」って。するとフィンは、「HHHに話をしてみろよ。分かってくれるはずだ」と言ってくれた。
そして、俺はインパクトとの契約に合意する前にHHHへテキストを送り、とても感謝していることを伝えたんだ。
今の彼の活躍があるのは、先輩たちの助けがあったおかげ。彼もまた、後輩たちのキャリアを支援し、未来のプロレス界に貢献することでしょう。
(Wrestling Inc)