先日、GCWのショーにサプライズ登場したリッキー・スタークス。
所属するAEWでまったく出番を与えられず、現状への憤りを隠さない彼は、今後もGCWへ参戦することが発表されていました。AEWでパフォーマンスができない分、GCWで思う存分暴れまわる……はずでした。
しかし、今日、GCWではスタークスの全出場予定がキャンセルになったことを発表しました。Fightfulによれば、AEWがスタークスのGCW出場を禁止する決断を下したそうです。
この背景には様々な要因が絡んでいますが、特に大きいとされるのはGCWの看板レスラーの1人であるエフィーが、AEWトニー・カーン社長の父で、サッカー・プレミアリーグのフラムFCやNFLジャクソンビル・ジャガーズのオーナーを務める大富豪シャヒド・カーンを皮肉る発言したことだとされています。
We have just been informed that Ricky Starks has been pulled from all upcoming GCW appearances including his announced match on 12/14 in Los Angeles, his unannounced match on 12/28 in Seattle and his unannounced match on 1/19 at The Hammerstein Ballroom. pic.twitter.com/MygHHgmWAI
— GameChangerWrestling (@GCWrestling_) November 27, 2024
エフィーは、かつてROHやECWも会場に使用したニューヨークのハマースタイン・ボールルームでAEWがショーを開催するという話題について、「GCWは4000万ドルの赤字でショーを打てないし、オーナーはフットボールのチームを持ってないし、家族の財力に頼って団体を運営しているわけでもない」と発言。これがAEWの逆鱗に触れた可能性があるようです。ちなみに、GCWもAEWから約1ヶ月遅れでハマースタイン・ボールルームを会場として使用し、スタークスもそこに出場する予定でした。
Fightfulによれば、スタークスはGCW以外のインディ団体への出場なら許可されている、とのこと。また、GCWへの出場禁止はスタークスだけでなく、AEWの全所属レスラーたちにも適用される包括的な決定なのだそうです。
また、スタークスがGCWのショーでAEWへの不満を爆発させたことや、2024年春から謎の欠場が続いていることについて、AEW内部では「これらを彼の復帰に向けた盛り上げ材料として使用し、話題作りにつなげる」可能性も検討されているそうです。
(Fightful, Wrestling Inc)