2025年半ばまで契約が延長され、事実上の「飼い殺し」状態になっているレイ・フェニックス。
本来であれば2024年内に満了する予定だった契約は、彼が怪我で活動できなかった期間分だけ延長されました。相棒ペンタ(ペンタ・エル・セロ・ミエド)は一足先にAEWとの契約を満了してWWEへ移籍し、即座に大活躍。レッスルマニア41で重要な役割を担うとされています。フェニックスもその流れに乗りたいところですが、AEWとの契約が続く限りはどうにもなりません。
最新のインタビューで、彼はAEWとの現在の契約状況を語りました。
基本的にはまだ契約下にあり、さらに延長もされている。俺は今、AEWから呼ばれるのを待っている状態だ。試合に使われるのか、それとも契約状況がどうなるのか、もう少しはっきりさせたい。
同じインタビューで、彼は「自分自身とペンタが切り開いてきた道、そしてメキシコ人レスラーの未来」についても語っています。
俺の人生はずっとプロレスが中心だった。でも、トレーニングをやめたわけじゃない。むしろ、今の方がもっと時間を取れる。スキルを磨き、新しい技を考え、ケガを治し、身体を整え、そして何よりも精神面を鍛える時間がある。
それに、個人的なプロジェクトにも取り組んでいる。家を買い、子どもたちの未来を築くことに力を入れている。もちろん、毎週末試合をすることもできたかもしれない。
でも、どんな関係も、相手側のサポートがなければ成立しない。スポーツ選手として当然の権利を求めても、過度な要求とは思わないしな。
SNSではいろんなことが言われるし、勝手な噂やデマが広まるのはよくあること。だけど、俺は毎日ベストを尽くしている。兄弟(ペンタ)と始めた「Republic of Lucha」という夢のプロジェクトもあるし、その運営にも集中できる。毎日、次の計画を立て、デザインを考え、未来を作っている。そして、家族と過ごす時間を大切にすることが何より重要だ。
プロレスの仕事は多くのものを与えてくれるが、同時に多くの時間を奪われる。長男が生まれたとき、俺はヨーロッパ、日本、イギリス、メキシコと世界中を飛び回っていた。後悔はしていないが、今になってみると、長男の初めての言葉や初めての一歩を見逃してしまったことが心残りだ。だからこそ、次男とはできる限り一緒に過ごし、良い父親であろうとしている。
時には、自分自身の過ちを認めることも必要だ。俺は男として、パートナーとして、夫として失敗したこともある。でも、だからこそ、毎日を新たなチャンスと捉え、より良い父親、息子、夫、そして社会の一員になれるよう努力している。どんな関係でも、一方通行では続かない。愛が一方的であれば、その場所に留まり続けることは難しい。
(Fightful)
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