WWEの大人気スターがヒールターンすることの衝撃は計り知れないものがあります。ストーン・コールド・スティーブ・オースチンは、自身のヒールターン体験を強烈に覚えています。
最近、2025年に引退するみんなのヒーロー、ジョン・シナがヒールターンしました。引退秒読みの彼がこのタイミングで悪に染まるとは誰が予想したでしょうか。ファンの間では衝撃が広がり、業界関係者からも様々な声が上がっています。



オースチンは、最新にインタビューでシナのヒールターンについて質問を求められ、シナにヒールターンのアドバイスをする立場にはないと語りました。それは、彼自身のヒールターンがうまくいかなかったと考えていることに由来します。
俺は何も言えないよ。WCW時代も、WWEに来たばかりの頃も、ヒールでやるのは楽しかった。でも、2001年のレッスルマニア17のヒールターンは、ファンが望んでいなかった。強引なターンだったんだ。
あれは俺のアイデアだったけど、ビンスはレッスルマニアで何か大きなことをやりたがる。それで俺が提案して、彼がOKした。でも、あれはクソみたいな判断だった。ファンは望んでなかったし、受け入れなかった。俺自身はヒールでやるのが好きだったし、大成功すると思ってたんだけどな。
俺はヒールになった瞬間から、すぐに全員に嫌われようと必死になりすぎた。やりすぎたんだ。クリエイティブな挑戦はできたし、新しい方向性を模索できたのは確かだけど、結局のところ、ファンは俺にヒールターンしてほしくなかった。だから、あれはやるべきじゃなかったんだ。
そう考えると、俺はジョン・シナにアドバイスするような立場じゃないよ。
オースチンは、レッスルマニア17でのヒールターンが失敗だった……と考えていることを以前から公言していました。シナに言いたいこともあるのかも知れませんし、いつか本音を語ってほしいです。
シナは最後のレッスルマニアとなるレッスルマニア41でコーディ・ローデスの持つ統一王座へ挑戦予定。タイトルを獲得すれば、リック・フレアーの持つ世界王座獲得記録を抜き、単独1位の獲得回数を達成します。
しかし、その試合で「悪のジョン・シナ」がどんな戦いを見せるのかは未知数。見逃せない試合になることは間違いありません。

(Fightful)
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