インド市場開拓に力を注いできたWWE。南アジア出身選手の少なさなど課題はありますが、今後も開拓に勤しむことになりそうです。
インドにおけるWWEは、2002年からソニー・スポーツ・ネットワークで番組が放送されているほか、2025年1月からNetflixでの視聴も開始されます。一定数のファンがいるのは間違いなく、さらに市場を拡大していけば莫大な利益に繋がる可能性も秘めています。
2021年と2023年には、インド市場に向けた特別イベント「Superstar Spectacle」を開催。そして、WWE社長のニック・カーンは、2026年か2027年にインドで大規模イベントを開催する考えがあることをインドメディアによるインタビューで明かしました。
今は2026年と2027年を視野に入れて計画中だ。Netflixとの契約が決まった直後の最初の会議のひとつで、Netflix側から優先国リストを提示された。こちらから聞いてもいないのに、トップに挙がっていたのがインドだった。
4月1日からインドでの配信が始まるというタイミングを考えても、Netflixにとって重要ということは、我々にとっても重要ということだ。インドはこれまでも常に我々にとって重要な国だった。だから今計画しているところだ。注目していてほしいね。
インド市場の開拓に力を入れる一方で、WWEはNetflixとの契約発表から3ヶ月後にジンダー・マハルやサンガなど、南アジア系の選手たちを解雇しました。マハルは「WWEの南アジア系選手不足」を問題視する発言を繰り返しています。
世界人口の4分の1を占める南アジア系が、この団体にはNXTにもパフォーマンスセンターにも一人もいない。これは大きな問題だよ。
インドでの大規模イベント開催に向け、現地のファンが親しみを持つことのできる存在を育成することが求められます。当サイトでは、今後もWWEのインド市場開拓に関する情報を取り扱います。


(Fightful)
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