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ハルク・ホーガンとエリック・ビショフが新団体を設立。プロレスとアマレスの融合、エンタメ性とアスリート性の共存を目指すも、業界内で疑問の声

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かつてエンタメ界のビッグスターとして活躍したハルク・ホーガンと、90年代にWCWを率いてWWF(WWE)と激しいテレビ戦争を繰り広げたエリック・ビショフがタッグを組み、新団体を設立することになりました。

団体名はReal American Freestyle Wrestling。ホーガンが2024年に立ち上げたビールブランドReal American Beerに似ています。

コンセプトは「伝統的なプロレスとアマチュアレスリングの要素を融合し、エンターテインメント性と世界レベルのアスリートたちの実力を両立させる」こと。試合だけでなく、選手のバックストーリーや家族、怪我の歴史などにもスポットを当て、観客が選手に感情移入できるような演出を重視する方針です。また、エンターテインメント性を強化しつつも、アスリートへの報酬や待遇改善を掲げており、レスラーの尊重が強く意識されているようです。

初の大会は2025年8月30日に予定されていますが、現時点でテレビ放送や配信の契約は未定。スポーツ専門チャンネルなどでの放映を目指しています。ビショフは「資金調達やテレビ放映権の獲得は簡単ではない」と厳しい道のりであることを理解しており、業界内部には「過去にも同様の試みはあったが、失敗してきた」と指摘する関係者もいるようです。

レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、ホーガンとビショフの取り組みの成功を祈る一方で、コンセプトの実現には強い疑問を示しています。

成功してアマレス選手たちの生活が向上するなら素晴らしいことだと思う。ただ現実的に見れば、うまくいく可能性は非常に低い。

 

でも関わる選手たちのためにも、うまくいってほしいとは願ってる。こういう試みは過去にも何度もあったが、成功例はない。「誰かが騙されたんじゃないか」とすら感じる部分もあるけど、今後を見守りたい。

 

テレビや配信プラットフォームに拾われる可能性はある。今は「ライブコンテンツなら何でもOK」という傾向もあるからね。ただし、「視聴される」と「利益が出る」は全く別の問題だ。

大ベテランたちの取り組みは成功するのか、それとも…。動向に注目です。

(Wrestling Observer)

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