WWE女子世界王者として活躍するイヨ・スカイ。日本のファンのみならず、世界のプロレスファンが彼女のWWEでの成功を望み、HHH体制でそれが実現しました。
2018年のWWE入団後、彼女はまずNXTのトップスターとして活躍。一時は退団や帰国も噂されましたが、2022年にDamage CTRLの一員になるとベイリーやダコタ・カイと共に女子部門を席巻。誰もが認めるチャンピオンへと成長しました。
レッスルマニア41では、WWE女子世界王者としてリア・リプリー&ビアンカ・ブレアの挑戦を受け、防衛に成功。日本人選手はレッスルマニアで苦労するというジンクスを打ち破りました。
そんな彼女に対するWWEの評価はどうなっているのでしょうか。レスリング・オブザーバーによれば、WWEの意思決定層にある人物が「2025年のブレイクアウトスターはイヨ・スカイだ」と考えているそうです。ただでさえトップ選手の1人だった彼女は、さらに評価を上げています。
報道によれば、彼女のブレイクの理由として「アスカと同様に、英語が流暢でなくとも感情表現と声の抑揚を巧みに使い、強烈なプロモを成立させていること」、そして「驚異的なワークレート(試合内容の質とテンポの高さ)」が挙げられています。
さらに、WWE内部では「誰も彼女が目立つことに異を唱えない」「試合構成でも自然と彼女を中心に据えた内容になる」といった声もあり、選手やスタッフからの人望も厚いことがうかがえます。
言葉の壁を乗り越え、パフォーマンスでスターとしての地位を確立したイヨ。今後もタイトル戦戦での活躍に大いに期待がかかります。
Damage CTRLの活動は終了したと報じられていますが、ベイリーが夢見た「イヨを誰もが認めるチャンピオンにする」という目標は達成されました。



(Wrestling Observer)
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