【新日本プロレス】エル・ファンタズモが癌との戦いやTV王座獲得の舞台裏を語る。「腐っていたくなかった。東京ドームでの大歓声は最高だよ」

2024年10月、新日本プロレスの人気外国人レスラーであるエル・ファンタズモは医療機関の検査によって癌が発見されたことを報告しました。

人気と実力を兼ね備えた彼は世界中のファンから愛されており、闘病生活や今後のキャリアについて心配する声が多く上がりました。しかし、彼は12月末に復帰し、2025年のレッスルマニア19でNJPW WORLD認定TV王座を獲得。その後も新日本へ継続参戦しています。

出演したPodcast番組で、彼は癌との戦いやTV王座獲得の舞台裏を語りました。起きてしまったことを受け入れ、ネガティブにならないように努力を重ね、そして東京ドームでタイトルを手に入れた…。不屈の精神で掴んだ成功でした。

癌の寛解がいつになるかなんて、誰にも分からない。ただ、「起きてしまったこと」として受け入れるしかなかったんだ。家族や友人にはいつも「前向きな気持ちが大事だ」って言ってきたし、それを自分自身にも言い聞かせたよ。

片方の睾丸を失ったのも、ある意味「いかにもELPらしい話」だろ？でも運が良かったね。早期発見できたおかげで、すぐにジムに戻れたし、転移もなかった。だから「もう準備はできた、こんなことで長く引き伸ばしたくない」って思えたんだ。自宅で腐っていたくなかった。

みんな癌の話に目を奪われて、元々のTV王座ストーリーを忘れてるかもしれないけど、この試合は俺の闘病前から決まってたんだ。新日本プロレスに入って6年になるけど、TV王座は俺にとって初のシングル王座だった。タッグ屋としては認められてきたけど、外国人レスラーとして、東京ドームで歓声が爆発する瞬間は最高だったよ。

（Fightful）