TNA・Slammiversaryで古巣への復帰を果たしたAJスタイルズ。本来であれば、彼はあのライバルと再会するはずでした。
ムースとレオン・スレイターによるXディビジョン王座戦の終了後に登場したAJは、若干二十歳にして王座を獲得したスレイターを賞賛。世代交代を象徴する瞬間を作りました。
しかし、これは彼とTNAが想定していたシーンではありませんでした。Sports Illstratedによれば、彼に予定されていたのはフランキー・カザリアンとの再会だったといいます。
この計画はショー開催の数時間前まで実行される予定でしたが、直前でお蔵入りに。その背景として、 TNA内部では「WWE側が試合の確約を避けたかったためではないか」という憶測が流れています。
WWEとTNAの提携において、WWEのメインロースターがTNAで試合をしたことはありません。もしAJがカザリアンと再会していたら、将来的な再戦も十分に考えられます。WWEは、その可能性をゼロにしたかったのかもしれません。
この件について、TNA社長のカルロス・シルバは、「確かにクリエイティブは変更されたが、AJがXディビジョンの歴史を称えるという根幹のアイデアは一貫していた」と語っています。
スタイルズの登場によってTNAは話題性を最大化しましたが、その一方でWWE側も「試合には出場しない」という条件のもとで特別出演を認めた可能性がありそうです。
(SESCOOPS)
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