DDTで生まれ、プロレス界に大きな影響を与えてきたタッグチーム、ゴールデン☆ラヴァーズ。飯伏幸太とケニー・オメガは、時にライバルとして、時に名優として切磋琢磨してきました。
彼らがどのような出会い、友情やライバル関係を築いていったのか…。すでにさまざまな証言がありますが、レスリング・オブザーバーの番組に出演したケニーがあらためて経緯を語りました。
「インディシーンにすごい奴がいるらしい」って話を聞いてね。当時の俺はジャージー・オール・プロ・レスリングに出てた。飯伏はDDTの期待の若手で、俺たちの最初の試合は彼に実績を作らせるための試合だったんだ。
でも、試合が想像以上に良くてさ。それでまたDDTに呼ばれることになったんだよ。
試合後、2人は一気に親交を深めることになりました。そしてケニーは、飯伏とのタッグでDDTは継続参戦することを提案。しかし、最初はDDTから難色を示されたそうです。そんな中、飯伏がケニーとのタッグ結成を直訴しました。
彼は「俺は信じてる」って言ってくれた。「失敗してファンが受け入れなかったら、元に戻せばいい。だけど、このアイデアには意味がある」ってね。そうしてゴールデン☆ラヴァーズが誕生したのさ。
それ以降、2人は歴史的タッグチームとして大活躍。シングルプレイヤーとして世界的レスラーに成長した後も友情は変わらず、先日はAEWのリングで再会しました。
俺たちは「期待」という言葉にずっと縛られてた。でもそれって、「ファンの期待じゃなくて、自分たちで勝手に背負い込んだ理想だったんじゃないか?」って気づいたんだ。
自分たちにできることはまだある。飯伏のキックボクシングの経験、俺の柔術やMMAの知識……。違う形でプロレスを魅せていける。
(Wrestling Inc)
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