SummerSlamでブロック・レスナーが衝撃的な復帰を果たしたことで、ビンス・マクマホンが復帰する可能性もあるのではないか?と噂されています。
そもそも、レスナーが2024年から長期欠場していた理由は、2024年1月に元WWE女性従業員がビンス・マクマホンを相手に起こした性的虐待訴訟の中で「女性への性加害に加担していた」ことが告発されたから。WWEはこの件を問題視し、予定されていたレスナーのRoyal Rumble出場をキャンセル。代役を務めたブロン・ブレイカーは、これを機に一気に評価を上げていきました。
ビンスと共に女性を「商品扱い」し、性的に搾取していたとされるレスナーの復帰にWWE法務部がゴーサインを出したのであれば、ビンスが戻ってくる可能性もあるのでは…?その功罪は批判の対象になってきた一方で、「WWEへ戻ってきてほしい」という声が根強いのも事実です。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、「ビンスが本当に復帰しても驚かない。WWEの親会社TKOはビンスと決別していない」とし、「TKOは話題性を生み出すことを重視しており、レスナーの復帰は『ビンスが復帰したらどうなるか?』という反応を見る良い指標だ」と指摘。ビンス復帰の可能性がゼロではないこと、TKOがタイミングを見計らっている可能性もある…と示唆しました。
一方で、多くの問題を抱えているビンスがWWEへ復帰したとしても、以前のようにクリエイティブの実験を握ることはないだろう、とも指摘しています。少なくとも、元WWE女性従業員が起こした訴訟が解決するまでビンスの復帰は現実的ではなく、解決後もWWEへ復帰しない可能性も高い……とのこと。
レスナーが復帰したSummerSlam・二日目は、Cagematchでのユーザーレビューが荒れに荒れる事態となり、「レスナーが復帰したこと」を理由に低評価をつけるユーザーがあまりにも多かったこと、コメント欄で議論が過熱したことを受けて全コメント・レビューが削除されました。もしビンスが復帰することになれば、ネット上のプロレスコミュニティはさらに混沌とするかもしれません。
Cagematch運営者は怒りの声明は以下の通り。
SummerSlamとその試合すべての評価・コメントは削除した。何百件もある罵り合いを精査する気力も時間もない。大人になれ。
今後は、「自分だけは特別」と考える人には一切配慮しない。ネット上のプロレスコミュニティが最悪なレベルなのは分かってる。他人の意見へのコメントや、「性的人身売買は『未確定』だから気にするな」といった投稿は絶対に許容しない。いい加減にしろ。



(Inside The Ropes)
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