2019年にWWEが開催したサウジアラビア大会Crown JewelでのナタリアVSレイシー・エヴァンス戦は、サウジで行われた初の女子レスラーによる試合でした。
サウジでは女性の人権が制限されており、今でも女子選手が肌を露出するようなリングギアで試合をすることができません。しかし、今ではサウジで女子の試合が行われるのは当然の光景になりました。ナタリアとエヴァンスが歴史を切り開いたのです。
最新のインタビューで、ナタリアはこの試合が実現した背景を振り返り、当時の最高責任者ビンス・マクマホンが実現に奔走していたことを明かしました。
WWEは私のホームだ。ここで信じられないような、素晴らしい瞬間をたくさん築き上げてきた。でも、それは信頼関係があってこそだと思う。会社は、私が必ず期待に応えることを分かってくれているんだ。
女子部門は本当に長い道のりを歩んできたし、ビンス・マクマホンは私に多くのチャンスを与えてくれたと思っているよう…。
サウジアラビアでの試合だけど、WWEがサウジで興行を始めた最初の頃、私はビンスにこう言ったんだ。「ビンス、どうしても行きたい。私がサウジアラビアで試合をする最初の女性レスラーになりたいんだ」ってね。ビンスがそれを実現させてくれたんだ。
思うに、ビンス自身も本当に女子選手に現地で試合をさせたかったんだろうね。そして、私たちが大好きなプロレスをできるように、現地でもっと注目度が高まることを望んでいたんだ。
だから、あの瞬間についてはビンスに永遠に感謝している。彼はサウジアラビアで女子選手がもっと活躍の場を得られるように戦ってくれたんだから。彼は戦わなければならなかった。その結果が、今の私たちだ。
(Fightful)
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