STARDOMのトップレスラーとして活躍し、現在はWWEで女子部門の中心的存在を担うイヨ・スカイ(紫雷イオ)。彼女にとって、日本からアメリカへ活動拠点を移すことは、多くの困難に直面するきっかけとなりました。
日本とアメリカ、特にテレビ番組を持つ団体での活動において求められるメンタリティの違いはよく話題になりますが、アメリカへ適応することの難しさを簡単に乗り越えられる日本人レスラーはなかなかいません。彼女もまた、この困難と立ち向かいました。
そして、今やWWEに欠かせないスターへと成長。日本時代の輝きもありながら、誰もが認めるWWEスーパースターになりました。
Japan Timesのインタビューに応じた彼女は、WWEで成功するために求められる能力として「リング上でのパフォーマンスだけでなく、英語でのテレビ番組制作に順応すること」を挙げました。
日本のプロレスはより「スポーツ中継」に近いから、レスラーは試合にだけ集中できる。でもWWEはテレビ番組だから、試合とドラマをカメラを通して視聴者に伝える必要がある。そのために、試合中は相手と戦いながら、レスラーは他にも無数のことを同時にこなすんだ。しかも全部英語でね。日本の試合とは全くの別物と言っても過言じゃないよ。
また、彼女は日米の女子プロレスシーンが盛り上がっていることへの喜びも語っています。
特に日本は長い低迷期があったけど、レスラーの数も人気も知名度も本当に上がったよね。私が日本にいた頃は、女子プロレスを他のメディアや一般の人々に届けるのが難しくて、ジャンル自体がブームの真っ只中というわけではなかった。だから、今の女子プロレスを取り巻く熱気には興奮しているよ。
(Japan Times)
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