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【WWE】ウィリアム・リーガル卿が「首へのダメージ軽視」に警告「今は痛みがなくても…三沢さんの件があっても状況は悪化してる」

インタビュー

卓越したテクニシャンとして知られるレジェンドレスラー、ウィリアム・リーガル卿。彼は首へのダメージの大きな技が頻発する現代プロレスに危機感を持っています。

首の負傷は、キャリアのみならず私生活や引退後の生活を悪影響を及ぼしかねない深刻なもの。リーガル卿の受け身スキルをもってしても、試合中に首を骨折したことがあり、現在もその影響が残っています。

SNSで、彼は「首へのダメージが大きな技」について持論を展開し、自身の怪我の歴史や現代プロレスへの危機感を語りました。

私はこの手の話題からは距離を置いているんだけど、今日ある映像(カイル・フレッチャーが頭部からリングは落とされる映像と思われる)を見て警告せずにはいられなくなった。

 

私は過去に2度首を骨折している。1993年9月の試合中と、1997年の交通事故だ。愚かなことに、当時は誰にも言わなかった。私はブリッジを使って頭頂部から落ちないようにする正しい受け身を教え込まれていたからだ。

 

これは今や99.9%の人間が知らない、あるいは学ぼうともしない技術だ。私はどうにか現役を続けたけど、今のレスラーたちが学ばず、ただ映像を見て真似しているだけの小手先の技術とは違う、本当の技術を知っていたんだ。

三沢さんが首の問題で亡くなった時、この業界の無意味な危険行為は終わるだろうと思った。だが状況は悪化する一方だ。選手たちにその危険性を説いても、「いや、痛くないですよ」と返ってくる。信じてくれ、後で必ず痛みはやってくる。

 

私はブライアン・ダニエルソンと親しいけど、彼も私と同じように首の痛みに毎日苦しめられているのを知ってる。それは毎日襲いかかってくる苦痛であり、睡眠をはじめ人生のあらゆる側面が困難になるものだ。

 

みんなは私を「タフ」だと表現するが、私自身の口からそう言ったことは一度もないし、自分がタフだとも思っていない。金や名声といったナンセンスなもののために、頭から落ちるような馬鹿げた技で得られる一瞬の栄光や、その後の痛みを引き受ける価値などないんだよ。

 

大多数のファンはブレーンバスターと垂直落下式スープレックスの違いすら分かっていないが、それらの技でさえ、今私が見かける多くの技よりは遥かにマシなものだ。

私はもう57歳で、日々その存在感は薄れている。名声になど興味はなかったから、「愚かなこと」をやっている連中のほとんどは私の言うことなど聞かないだろう。だが、数人でも耳を傾けてくれればと思う。

 

プロレス引退後にまともな生活を送りたいなら、今すぐやめるんだ。人生のその部分は、気づく頃には終わっている。正しく行うプロレスでさえ十分に過酷だよ。

 

首の骨折や死を「タフ」だとか「クール」だとか考えるべきではない。それはただの愚行なんだよ。

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