PPV・Full Gearで行われたAEWナショナル王座の初代チャンピオン決定戦カジノ・ガントレット・マッチに勝利したリコシェ。
同王座はNWAナショナル王座に影響を受けた新タイトルで、全世界の様々な団体で防衛戦を行うことが前提のタイトルです。「タイトル増やしすぎだろ」という批判の声もありますが、世界各地のファンがAEWレスラーのタイトルマッチを楽しむことのできる、意欲的な取り組みだと言えるでしょう。
やさぐれヒールターン後、かつての好青年ぶりが嘘のような人格に変貌してしまった彼は、ショー終了後の記者会見でも舐めた態度でコメントを発表しました。古巣新日本プロレスやAEWと友好関係にあるCMLLでの防衛戦の可能性に言及しています。
悪いなブラザー、俺に挑むには本当にその座を勝ち取らなきゃならない。このベルトに近づく前に達成しなきゃならない条件の基準が、俺の頭の中にはすでにあるんだ。
外部への出撃、CMLLやインディ、新日本プロレスへの参戦について聞きたいのか?
いいかお前ら、インディシーンが史上最も熱かった時代、俺こそが「インディの王」だったんだ。俺が界隈を仕切っていたんだよ。だから、今の連中がやってる競争なんて、俺にとっちゃ「楽な稼ぎ」に過ぎない。ま、俺はチャリティ活動が好きだから、コミュニティへの貢献としてやってやってもいいけどな。
記者会見に同席したトニー・カーン社長から「去年のFull Gearの時は好青年だったのに、別人だね」と指摘されると、リコシェはこう返しました。
何が起きたかわかるか? 俺は自分自身であることを始めたんだ、それが答えだ。演じるのをやめたんだよ。ちっぽけな負け犬どもが喜びそうなことをしようとするのを、もうやめたんだ。
別人になったリコシェが日本で防衛戦を行うことはあるのか?古巣DRAGON GATEへの復帰にも期待してしまいますが、どうなるでしょうか。
(Fightful)
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