プロレス団体にとって、PPVや大規模な大会で多くの注目や利益を上がることは非常に大事。戦略も千差万別です。
AEWはPPVで非常に多くの試合を行い、ショーの開催時間がかなり長くなることもしばしば。一方、WWEはPLEでも4〜5試合になることがあります。
両団体で活動した経験を持つアリスター・ブラック(マラカイ・ブラック)は、WWEのやり方を支持しています。最新のインタビューで、彼はWWEのPLEの試合数が以前よりも減少していることへのポジティブな反応を語りました。大事なのは、ファンの集中力が継続するようなショーを設計すること…。
ああ、PLEの試合数を減らすのは、特に開催頻度が増えている現状を考えれば、かなり理にかなっていると思うよ。
かつて俺が日本(2011〜2013年の大日本プロレス)でよく試合をしていた頃も、一晩に5〜6試合というのが当たり前だった。そのほうが、すべての試合の特別感を維持できるからな。
個人的な意見だけど、7試合とか8試合を超えてしまうと、観客をひどく疲れさせてしまうことになるんだ。
現代人は集中力が長く続かない時代に生きている。何事にも即座に満足感を求めたがるしな。だから、単に選手をカードに載せたいからという理由だけで大会を長引かせるのは、ファンが感じる体験の質を損なうことになりかねない。
もちろん、最初から最後まで完全に楽しんでくれるファンがいるのは悪いことじゃない。でも、過剰に詰め込んだカード編成は、結局のところ観戦体験そのものにとってマイナスに働くと俺は思うよ。
試合数を制限したのはWWEの英断だ。そのほうが消化しやすいし、ストーリーテリングや試合のクオリティといった、本当に注目してほしい部分に時間を割けるようになるからね。
昔は9試合組まれることもあったけど、時間が押して3分しか試合できない連中もいただろ? 確かに、今はPLEに出場するハードルが上がったとは言えるかもしれない。
でも同時に、PLEの開催頻度自体も増えているわけだ。だから結局のところ、バランスは取れていると思うよ。俺個人の意見としては、いつだってLess is Moreってことだね。
確かに、4〜5時間に及ぶショーで試合が山ほど行われると、メインイベントまで集中力がもたなくなってしまう傾向はあるかもしれませんね。ショーをどのように設計するかは、各団体の特徴が反映される重要なポイントの一つです。
(Fightful)
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