プロレスの歴史に残る名レスラー、ブライアン・ダニエルソン。キャリアに完全な終止符を打ったわけではないものの、かつての自分には戻れないことに自覚的です。
2024年10月のWrestleDreamでジョン・モクスリーに敗れて「フルタイマーとしての活動」を終了した彼は、A解説者などのこれまでとは違う役割でAEWに貢献し続けています。トニー・カーン社長は彼をとても信頼しており、今後さらにバックステージでの存在感が強まっていくかもしれません。
まだ44歳の彼にはリング復帰を待望する声が多いものの、先行きは不透明。最新のインタビューで、彼は「引退したとは言いたくないが…」と心境を語りました。
「引退」という言葉は嫌いなんだ。2016年に一度強制的に引退させられたからね。だから、自分のことを完全に引退したとは考えていないんだ。
俺もそうだし、多くのレスラーがこう考えるものさ。「まあ、必要とされたり声がかかったりすれば、この状況ならできるかな」ってね。でも実際問題、かつてのブライアン・ダニエルソンという意味では、あいつはもう存在しないんだよ。
(かつてのような動きができなくとも、それでもリングに戻りたいか?と質問され)是非やりたいね。でもテレビ放送がないところかな。楽しい試合をして、それを楽しむことならできると思う。
でも、それはテレビ向きじゃない。ファンがお金を払って見たいと思うような「ブライアン・ダニエルソンのプロレス」ではないんだよな。
首の負傷により絶対に無理をできないブライアン。また試合をする日が来るとしても、「今のブライアン・ダニエルソン」を見せることになるのでしょう。
(Wrestling Observer)
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