プロレスは複雑なコンテクストを孕んだ世界であり、試合に負けたことが後に大きなメリットをもたらすこともあります。
とはいえ、誰もが「勝ちたい!」と強く願ってリングに上がることは間違いありません。WWEのような特殊な団体でも、勝つことは何よりも大事。ザ・ミズはそう考えています。
最新のインタビューで、彼は「プロレス界において、勝ち負けがいかに重要か」を語りました。彼のキャラクターはヒールだからこそ生き、試合に負けても他の要素で挽回できる。しかし、ベビーフェイスは「勝つこと」が求められ、それができなければ観客からの信頼を失う…。興味深い発言です。
正直なところ、俺のキャラクターはベビーフェイスとしてあまり機能しないんだ。俺は負けても、翌日にはその敗戦を忘れさせることができるタイプの人間だからな。マイクで喋れば、また信じ込ませることができるからさ。
でもベビーフェイスはそうはいかない。そんなに負けられないんだ。よく「勝敗なんて関係ない」と言う奴がいるけど、関係あるよ。大いに関係ある。特にベビーフェイスなら尚更だ。
俺の考えだけど、自分がベビーフェイスだとして、客席に子供がいるとするだろ? うちの子供たちもいつも聞いてくるんだ。「勝った? パパ、勝った?」ってな。そこで毎回「ああ、今週は勝てなかったよ。でも来週こそやっつけるからな」なんて答えなきゃならない。そんな言い訳、子供には数回しか通用しないよ。
そのうち、「強い人がいい。勝者がいい。勝った人を応援したいんだ」ってなるに決まってる。みんな勝者が好きなんだよ。1位が好きなんだ。2位や3位なんて誰も好まない。「自分たちの推し」には勝ってほしいものなんだよ。
自分の立場は、とにかく勝たなければならない。しかし、勝てない…。こうした状況に置かれた選手たちの心境は決して穏やかではないでしょう。大変な世界です。
(Wrestling Observer)
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