2019年に行われたセス・ロリンズとブレイ・ワイアットのHell in a Cellマッチは、近年のWWEにおいて特筆すべき「悪名高い試合」としてファンの脳裏に記憶されています。
試合は不可解そのもの。試合構成の拙さに加え、本来決着がつくはずの形式でありながら「ノーコンテスト」という結末を迎えました。番組終了時、観客からは激しいブーイングと共に「Bullshit!!」チャントが巻き起こりました。Cagematchのユーザーレビューは脅威の0.63。酷いを通り越しています。
セスは、最新のインタビューで「もしキャリアの中で一瞬だけバックステージにカメラが入れるとしたら、どの瞬間を選ぶか?」と問われ、迷うことなく、即座にこの試合を挙げました。
ブレイ・ワイアットとのHell in a Cell……。あの試合にこそ、舞台裏を明かすカメラが入っていてくれたらよかったのにと思うよ。あの1週間、ずっと密着していてほしかった。そうすれば、実際に何が起きていたのかをみんなに見てもらえたからな。
あの試合に関しては、外部からの評判やイメージがとにかく最悪だろ?俺としては「そこで本当は何が起きたのか、誰も知らないくせに」って思うだけさ。言葉だけで説明しても、みんなが抱いている感情を変えるほど納得させるのは無理だしな。
でも、もしあの週の最初から最後まで、試合の結末、そして翌日のことまで全部見てもらえていたら……「感謝」まではされないとしても、もう少し「共感」はしてもらえたんじゃないかな。
当時のWWEはクリエイティブが批判されがちで、この試合はそれを象徴するものの一つです。もし、この頃にNetflixの番組「WWE: “壮大なるドラマ”の裏側」があったら…。同番組に否定的なセスですが、いつかその力を借りたいと思う日がまた来るかもしれません。
(WrestlingNews.co)
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