30年以上のキャリアを誇るクリス・ジェリコは、所属する団体のリーダーに対して何度も何度も自身のアイデアを伝えてきました。
その中には、実現してファンを興奮させたものもあれば、却下されてしまったものも当然あります。それ自体は仕方ないことですが、あるアイデアをビンス・マクマホンに却下された時のシチュエーションは、彼にとって忘れられないようです。
最新のインタビューで、彼は「長年にわたりビンス・マクマホンやトニー・カーンに対して提案してきたものの、日の目を見なかったアイデアを教えて」と求められ、自身とショーン・マイケルズ、そしてワイアット・ファミリーが試合をするプランをビンスに提案したところ、「食べていたステーキが硬かった」ために却下されてしまった過去を振り返りました。食事中のビンスに話しかけちゃダメ!
今でもよく考える、ビンスに向けた本当に素晴らしいアイデアが一つあったんだ。提案しに行ったタイミングが悪くてね……彼のオフィスに入った時、HHHが同席していたんだ。ビンスとは1対1で話したいから、これは決して理想的な状況じゃない。しかも、彼はまだ食事をとっていなくてね。食事中のビンスは、他のことには一切注意を払わないんだ。
アイデアは、ブレイ・ワイアットとショーン・マイケルズを巻き込んだストーリーラインだった。前提として、ワイアット・ファミリーが俺を襲撃するんだけど、俺の背後を任せられるほどクレイジーな奴として呼べるのは、かつて抗争した仲であってもショーンしかいない、というものだ。彼が俺と向き合うために戻ってきて、いざやり合おうとした瞬間に、ワイアット・ファミリーが俺たち2人を襲撃するんだ。
その時点ではショーンが俺のオファーを受けるかどうかは分からないが、彼は巻き込まれることになる。ジェリコとHBK対ワイアット・ファミリーという構図で、SummerSlamでの試合を念頭に置いていたんだ。本当にしっかりした提案だったよ。
でも、ビンスはただ座ってステーキを食べていて、俺が話し終えると「悪い牛だ」と言ったんだ。俺は「え?」と聞き返したよ。すると彼は「悪い牛だ……ステーキの肉が硬い」と言った。俺が「俺の提案についてはどう思いますか?」と聞くと、彼は「他に何かないか?」と返してきたんだ。ステーキがアングルを全部台無しにしたってわけさ。
でも、それがビンスの下で働くということの性質なんだ。彼が気に入らなければ、そこでおしまいだ。ある程度はトニー(・カーン)も同じだね。ボスを喜ばせる必要があるんだ。
タイミングの悪さが原因で思い通りにいかないことはよくあります。ジェリコとしても、また別の日にもう一押しすることも頭にあったはずですが、「ビンスが一度断ったアイデアだからな…」と尻込みしてしまったのかもしれません。


(Fightful)
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