昨日の話題ではありますが……。
AEWの副社長を務めるヤング・バックス(マット&ニック・ジャクソン)が新日本プロレスについてコメントしているインタビューがあったので紹介します。
Being The Elite誕生秘話
ヤング・バックスは新日本参戦中の2016年にYoutubeチャンネル”Being The Elite”を立ち上げました。その理由は、新日本やROHには足りないものを埋めるためだったそうです。
ニック: 新日本やROHでは放送に乗る時間が短かったから、我々のファン向けにエクストラ・コンテンツを作りたかったんだ。パーソナリティを見せるようなね。現実世界での本当の自分たちを見せたかったんだ。これが何につながるのかはわからなかったけど、受け入れられているというのはわかった。ファンがミート・アンド・グリートに来てくれて、すぐにすごい列になったんだよ。みんな気に入ってくれていた。
地方大会のタッグマッチ中にiPhoneで撮影した動画を投稿していたチャンネルが、後に団体設立のきっかけとなり、毎週90万人以上がテレビで視聴する番組につながっていくとは、改めて驚きです。
新日本とAEWの提携について
2020年のレッスルキングダム14では、AEW世界王者のクリス・ジェリコと新日本のエース棚橋弘至のシングルマッチが話題になりました。もし棚橋がジェリコに勝利すればタイトルへの挑戦権を得られるという「禁断の扉」を巡るアングルは世界中のファンの興味を惹きました。棚橋はジェリコのライオンテイマーに屈しましたが、試合自体は高レベルで、ファンの満足度も高くなりました。
棚橋は禁断の扉を開けることができませんでしたが、ジェリコはAEWと新日本の提携を希望しており、扉は永遠に閉ざされたというわけではないように見えます。しかし、ニックは改めて両団体の提携を否定しています。
あれはただの噂だよ。何も起きていない。
彼らの仕事がうまくいくことを願ってる。たくさんの友だちが新日本にいるからね。プロレス界の至るところに友だちがいる。何かが起きればオープンになるだろうけど、今は何も起きていないよ。
プロレス界はネヴァー・セイ・ネヴァーの世界ですから、時間が経てば関係に変化が生じる可能性は十分にあります。ただ、現時点ではないということに変わりはないようです。
(ESPN, Wrestling Inc)