2020年1月にROHのヘッドブッカー就任が発表されたマーティ・スカル。2019年11月にフリーエージェントになる前から、彼はThe Eliteの仲間たちが待つAEWに移籍することが予想されていました。ROH残留のニュースは驚きをもって迎え入れられたのです。
AEWの副社長を務めるヤング・バックス(マット&ニック・ジャクソン)は、マーティのROH残留についてどう考えているのでしょうか。ComicBook.comのインタビューの中で、次のように語っています。
ニック: 3ヶ月ほど前にヒントを得たんだ。それで気づいた。「ああ、彼は残るんだ」って。でも、彼にとっていいことだよ。しかも俺たちの気持ちも理解してくれている。これはビジネスだ。一緒にいてくれたらいいなって思うよ。親友だからね。彼はいい取引をすることができて幸せそうだった。きっと自分の道を自分で作っていこうとするだろうし、そうする彼のことをよりリスペクトするよ。
マット: 同感だ。マーティは素晴らしいオファーを受けた。単なるレスラー以上のことをしたいと思っている男がチャンスを得たんだ。マーティはクレバーで才能がある。大好きだよ。最善を尽くすことを、そして、彼が働いている場所をより良い場所にしてくれることを願っている。俺はどの団体にも成功してほしいと思っているんだ。プロレスラーはプロレスで金を稼ぎ、家族をサポートしなくちゃならない。プロレス界を良くするためにはROHが必要だよ。マーティにはその仕事ができる。手助けしてくれる人物をすぐに正確に指摘できるならね。
2019年のROHは、MSGで開催された新日本プロレスとの合同興行”G1 SUPERCARD”での試合のクオリティの低さや内部告発などのネガティブな話題が多く、株を大きく下げてしまいました。マーティの舵取りのもとで団体を上昇気流に乗せ、成長していくことができれば、プロレス界はもっと面白くなるでしょうね。彼はAEWにも出場可能な契約を結んだと報じられていましたし、そのうちリング上でEliteメンバーと再開する機会もあるでしょう。