55歳の大ベテラン、クリス・ジェリコ。WWEやAEWでビッグスターとして活躍し、多くのスターたちと共演してきた彼は、「プロレス界でレスラーがスターになるために必要なこと」を熟知しています。
現代のプロレス界では、常軌を逸した運動能力を発揮する素晴らしい技術を持ったレスラーたちが大勢います。そんな中で、ジェリコは「その技術に見合うカリスマ性を備えたキャラクターを築く必要がある」と考えているようです。
最新のインタビューで、ジェリコは「ムーンサルト・プレスは、昔は最高の技だったけど、今では序盤に繰り出される技になった」と指摘。レスラーがファンとの繋がりを築けなければ、彼らは観客から何の反応も引き出せなくなる…と持論を展開しました。
プロレスラーは、観客と繋がらなきゃいけない。今のプロレスのスタイルを批判するつもりはないよ。だって、俺がデビューした頃のスタイルも、今起きている最新スタイルの「当時のバージョン(=当時の最先端スタイル)」だったんだからね。
1991年における身体能力の頂点はムーンサルトだった。俺とランス・ストームが日本でムーンサルトをやった時のことを覚えているよ。今じゃムーンサルトは序盤の技だ。でも、それでいいんだ。運動能力は向上していくものだけど、プロレスの基本原則は決して変わらない。すべては自分の個性、キャラクター、カリスマ性、そして観客と繋がることなんだよ。
繋がらなきゃダメだ。そうじゃなければ、ただの男たちがリングに出て見せ場となる派手な大技を連発しているだけで、何の反応も得られない。いろいろなことが起きすぎているから、特別なものが何もなくなり、誰も注目しなくなるんだ。
観客との繋がりを築き、リアクションを引き出せるようにしておかないと、大技は意味をなさない…。逆に言えば、観客とつながれば、大技の連発でさらに大きな盛り上がりを生み出すこともできるでしょう。現代プロレス界の大物たちが、ファンとの繋がりによって地位を確立していったのは紛れもない事実です。
(Inside The Ropes)
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