WWE傘下のメキシコの団体AAAは、2026年9月11日にラスベガスで、13日にはメキシコシティで年間最大興行TripleManiaを開催します。このショーをラスベガスで開催する理由は何なのでしょうか。
2025年にWWEがAAAを買収した後、AAAはクオリティの高いショーを世界中の観客に提供し続けてきました。YouTubeで配信されるウィークリー番組の視聴者も多く、先日のエル・グランデ・アメリカーノ同士のマスカラ・コントラ・マスカラ・マッチは大盛況。今、AAAは勢いに乗っています。
そんなAAAが、TripleManiaという切り札を「一日目はラスベガス、二日目はメキシコシティで開催する」と発表したことで、一部ファンが「なぜ二日ともメキシコで開催するのではなく、一日だけアメリカでショーをするのか?」と首を傾げました。その背景には、WWEの戦略があるようです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、WWEの狙いは「アメリカの重要人物たちに、AAAを生で体験してもらいたい」というものなのだそうです。つまり、アメリカでのスポンサーやテレビ放送契約の獲得のための戦略……。
メルツァーは、WWEがAAAを買収したそもそもの理由として、「世界中で、可能な限り多くの金を稼ぐため」だったと指摘。ただメキシコの大手団体を買いたかったから、AAAをメキシコ最大の団体にしたかったから…ではなく、AAAで世界を股にかけたビジネスを展開していくことを狙っているのです。
彼らはスポンサーやテレビ契約を探しているが、そうした連中はメキシコの大都市までわざわざ飛んでこない。だからこちらから持っていくしかないんだ。ロサンゼルスかラスベガスのどちらかである必要があり、おそらくラスベガスの方が彼らを招待しやすいと考えたのだろうね。
だからラスベガスでTripleManiaを行う。そして、プロレス団体というものは、そういう時に「環境の良い小さな会場」を選びたがるんだ。いろんな意味で、会場が小さくて密度の高い空間であるほど、会場内にいる人々にとって良いショーになるからだよ。
AAAは、ラスベガスでのTripleManiaを成功させて後のビジネスを有利に進めていくことができるでしょうか?エル・グランデ・アメリカーノの活躍はもちろん、ドミニク・ミステリオらWWEのラテン系スターたちの尽力にも期待したいですね。
(Wrestling Observer)
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