先日、フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアムで現地時間4月5日に開催されることが予定されていたレッスルマニア36が、WWEパフォーマンスセンターでの無観客大会になることが発表されました。新型コロナウイルスの流行による判断です。
プロレス界で最も注目の集まるイベントがまさかの無観客大会に。これだけでも相当な驚きですが……今日、レッスルマニア36に関する新たな情報が明かされました。なんと、開催日が4月4〜5日の2日間になるとのこと。しかも、WWEパフォーマンスセンターだけでなく、複数の会場で開催されるというのです。
1986年に開催されたレッスルマニア2は、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスの3都市で同時開催されました。複数会場での開催は過去に例があるものの、2日間開催は史上初です。
なぜこのような形式で開催されることになったのか?PWInsiderによれば、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)による50人以上が参加する集会の自粛要請を受け、WWEは大勢が収録・イベントに参加することを警戒しているそうです。必要最低限の人材だけを参加させるよう心がけており、エッジやランディ・オートンなどの大物レスラーが交代で番組に登場しているのはこのため。
先週のSmackDownから、WWEの番組はパフォーマンスセンターからの無観客放送になっています。PCはフロリダ州オーランドにあり、多くのWWEスーパースターがその周辺に住んでいます。にもかかわらず、大勢のレスラーが登場しないのにはこうした背景があるのです。
レッスルマニアのような一大イベントを1日・1会場で開催することは、大勢の関係者が一箇所に集まってしまうことを意味します。2日間・複数会場で行うことによってこれを避けることができ、また単調なショーにならないような工夫もできます。レッスルマニア36をなんとか最高の形で放送したい、というWWEの考えがこの変更に現れている、ということですね。
また、元NFLのスーパースター、ロブ・グロンコウスキーがホストを務めることも発表されました。