先日、WWEは大規模なリストラを敢行しました。多くのレスラーたちが職を失う中、あの大物も解雇されていたとレスリング・オブザーバーが報じています。
デイブ・メルツァーによれば、先週、元UFC世界ヘビー級王者で、2019年10月のサウジアラビア大会”Crown Jewel”でWWEデビューを果たしたケイン・ヴェラスケスが解雇されていたそうです。
解雇の理由はリストラされた多くのレスラーたちと同じく、経費削減。WWEとヴェラスケスは複数年契約に合意していましたが、彼らの契約はWWEがいつでも契約を解除できるというものだったそうです。
WWEデビューを果たす前はAAAで華々しくプロレスラーデビューを果たすなど、ネームバリューだけではない活躍ぶりを見せていました。メルツァーは、AAAがヴェラスケスを復帰させようとしているのではないかと指摘しています。
また、WWE契約前はAEWも彼に興味を示しており、また彼自身もAEWのプロレスが好きだと発言していました。次の所属先がAEWになる可能性はゼロではありませんが、WWEと同様にAEWも苦しい状況にあり、これ以上人材を確保したいとは考えにくいとのこと。
いずれにせよ、新型コロナウイルスのパンデミックが収束するまでは、本格的な活動再開は難しいのかもしれません。
(Wrestling Observer, SESCOOPS)
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