2019年10月、当時WWEで「ジョーダン・マイルス」というリングネームで活動していたACHは、WWEが制作した彼の新グッズが人種差別的であると告発しました。暴走した彼の怒りはあらゆる方向に向けられ、その結果としてプロレス界での立場が危うくなってしまいました。
WWE退団後、ACHはインディ界にカムバックしたものの、WWE入団前ほどは脚光を浴びることができていません。
Podcast番組”Submission Squad “に出演した彼は、当時のことを振り返り、こう語っています。
全世界の前でメルトダウンしてしまったんだ。やってしまった。いろんなことを言ったけど、もしやり直すとしたら……。すごく心残りなんだよね。俺は夢の仕事から手を引いた。自活できる仕事を。ようやくたどり着いて、居心地の良さを感じ始めていたんだ。
プロレスで多くのことを犠牲にしてきた。見返りなんて期待してないけど、たくさんの犠牲を払ってきたんだ。自分のことを恥じているよ。恥ずかしい。これは絶対に揺るがないことだ。多くの人に恥をかかせたことは理解してるよ。何よりも、自分自身のことが恥ずかしい。
正直言って、すべて俺のせいだ。責任は俺にある。スマホを置いて、Twitterのアプリを削除することもできたんだよ。
あんなことがあって、俺の愛するプロレスから情熱を奪ってしまった。俺はプロレス以外に情熱を持っているものがない。それを見るのも嫌になるほどに情熱が奪われてしまって、「俺の人生の目的は何なんだろう?」と気付いたよ。情熱がなければ、何をすればいいんだろう?この出来事は、俺のキャリアにおける永遠の汚点になりそうだ。
謝りたい。全てにおいて、もっとうまくやれたはずだってことは理解してるんだ。もっと聡明なやり方をできたかもしれないし、自制できたかもしれない。ごめんなさい。多くのファンや応援してくれた人たちを失望させてしまったと感じているんだ。そのことは分かってる。それが一番痛いよ。本当にごめん。
(参考: Fightful)