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WWEが初の中東出身レスラーを解雇したと報じられる。中東進出の鍵を握っていたはずが……。

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中東出身のNXTレスラーが解雇される

女子プロレス専門のニュースサイト”Squared Circle Sirens“の運営者によれば、WWEは”Shadia Bseiso”と”Nasser Alruwayeh”の2名を解雇したそうです。

”Shadia Bseiso”はWWE史上初のアラブ系女子レスラーで、”Nasser Alruwayeh”はWWE史上初のクウェート出身男子レスラーでした。2人は2017年に開催されたトライアウトに合格してWWEに入団。HHHはアブダビで大規模な入団会見を行い、2人の入団を発表していました。

Alruwayehは去年の秋にハウスショーでデビューを果たすものの、ほとんど試合に出場することはありませんでした。柔術出身で、地元テレビ局の番組司会者でもあったBseisoはインタビューの仕事を数件したのみで、試合には出場できないままだったようです。

近年、WWEは中東進出にも力を入れていて、2018年にはサウジアラビアと10年契約を結びました。既に2度のPPVが開催されており、今年は6月にPPVが開催される予定になっています。地元出身のスターが欲しかったWWEにとって、トライアウトで目をつけたスター候補の芽が出ないまま解雇という結果に終わってしまったことは痛恨のミスでしょう。ただ、当の本人たちにとっては幸せなこともありました。今年の1月に2人は結婚したのです。

今回の件について、WWEから正式な発表はまだありません。

(参考:24Wrestling)

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