レッスルマニア35でWWE女子タッグ王座の防衛に失敗したサーシャ・バンクスとベイリー。2人が負けるというブックを事前に知らされていなかったことでサーシャが激怒し、WWEに対してリリースを要求した事件の続報です。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、サーシャとWWEの関係は膠着状態にあるようです。サーシャはWWEとの契約が切れるまでの間、活動を休止したいと考えているとか。どうしてもWWEとは仕事をしたくないようですね。
彼女がWWEから退団できるのがいつになるのかはわからないそうですが、メルツァーはサーシャがネヴィル(現PAC)と同じ状態になってしまう可能性があることを指摘しています。WWEは、レスラーが活動していない期間分だけ契約期間を延長することができるのです。このため、WWEからの退団を希望し、レスラーとしての活動を休止してしまったネヴィルは契約期間を延長されてしまい、最後にWWEのリングに上がってから1年経ってようやく古巣のDragon Gateに復帰することが出来ました。
ネヴィルのときとは異なり、今はAEWの存在があります。ネームバリューがあり、試合を作ることができるサーシャのAEWへの流出は、WWEにとってはどうしても避けたいことでしょう。ネヴィルの時と同じ対応を取られた場合、サーシャはかなり長い期間活動ができなくなってしまう可能性があります。
現時点では、WWEはサーシャとの関係を修復したいと考えていて、5月19日に開催されるMoney In The Bank PPVでの復帰を希望していると報じられています。ただ、関係の修復は難しいようで……。パートナーのベイリーはSmackDownに移籍してしまったし、今年の女子戦線はどうなるんだろう。
(Wrestling Observer Newsletter)
・あわせて読みたい