ジェイコブ・ファトゥが、WWE加入前に自身の依存症が原因で一度獲得を見送られていたと明かしました。HHHの判断でセカンドチャンスを得たジェイコブは、レッスルマニア42後に本人へ涙ながらに感謝した際のやり取りも振り返っています。
ステファニー・マクマホンの番組「What’s Your Story?」に出演したジェイコブは、WWEと契約するまでの苦しい時期について語りました。自身の依存症が問題となり、WWE側が一度は獲得を見送ったといい、その原因は自分自身にあったと認めています。
実際にWWEと契約する前の話なんだけど、依存症とかのせいで、雇われる前からクビになりかけたんだ。本当に、何もかもうまくいってなかった。
これから話を始めるところだって分かってるけど、このことだけは正直に言わないといけない。あなたの旦那さん(HHH)たちは、俺を一度見送ったんだ。本当に見送られた。原因は俺だった。
19日間、WWEとの契約がどうなるか分からなかった
それからの19日間、ジェイコブはWWEで仕事ができるのか分からない状態だったといいます。子どもたちからフロリダへの引っ越しについて聞かれても答えられない中、WWE側が再びジェイコブの獲得を再検討し、HHHがもう一度チャンスを与える決断を下しました。
何もかも最悪な状態だったよ。19日間、自分に仕事があるのかどうか分からなかった。子どもたちから「パパ、いつフロリダに引っ越すの?」って聞かれても、19日間答えられなかったんだ。もう終わったと思ってたから。本当に終わったと思ってた。
でも、あなたの旦那さんたちがもう一度俺のことを話に出してくれて、あなたの旦那さんが「彼にセカンドチャンスを与えよう。誰にだってセカンドチャンスは必要だ。ただ、ここへ来たら全部やめなきゃいけない」って言ってくれた。
レッスルマニア42での試合のあと、HHHが俺のところへ来てくれた。みんな知らないかもしれないけど、42はファトゥを意味するんだ。だから俺たちはいつも42を身につけてる。俺とウーソズ……俺たちの文化の中でファトゥを意味する数字なんだ。
レッスルマニア40の時、俺はTwitterに「WM42」って投稿した。自分がここにいられるかどうかは分からなかった。ここに来る気はしてたけど、どうやって辿り着くのかまでは……。でも、レッスルマニア41も経験できて、本当に恵まれてた。そして今回の42は、特にまた違う意味を持ってたのさ。
レッスルマニア42後、HHHへ涙ながらに感謝
ジェイコブは、レッスルマニア42でドリュー・マッキンタイアとの試合を終えたあと、HHHから呼び止められました。自分にもう一度機会を与えてくれたことへの感謝を涙ながらに伝えると、HHHから返ってきたのは、ここまで来られたのはジェイコブ自身の力だという言葉でした。
試合後、あなたの旦那さんが俺を探しに来てくれた。バックステージに戻ったら「HHHが会いたがってる」って言われた。で、あなたの旦那さんがこっちに来て、そのまま抱きしめてくれたんだ。
俺は泣きながら「ありがとう。本当にありがとう。俺にセカンドチャンスをくれたのはあなただ。覚えてるよ」って伝えた。そうしたら彼は俺を見て、顔をつかんだんだ。
それで「やり遂げたのはお前だ。俺に感謝するな。お前がやったんだ。チャンスを台無しにできる人間がいるとしたら、それはお前自身だけなんだよ、ジェイコブ」って。本当にいい瞬間だったし、特別な瞬間だったよ。
ジェイコブは、2025年のレッスルマニア41でLAナイトを破り、WWEで初のシングル王座となるUS王座を獲得。その1年後にはレッスルマニア42でドリューと戦い、さらにBacklashではローマンの世界ヘビー級王座にも挑戦するなど、シングル戦線で存在感を高め続けてきました。
これは、HHHがジェイコブにチャンスを与えた…という単純な話ではありません。ジェイコブ自身も、最初に獲得を見送られた原因を自分にあったと認め、HHHも「ここまで来たのはお前自身」「台無しにできるのもお前自身」とジェイコブの責任を強調しています。WWE入りそのものがゴールではなく、与えられたセカンドチャンスをジェイコブがどう生かしたのかまで含めて考えると、このやり取りの重みがより伝わってきますね。
(情報源: What’s Your Story? With Stephanie McMahon / WWE / Wrestling Observer)
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