5月25日に旗揚げ興行を行うAll Elite Wrestling。世界一のプロレス団体であるWWEのはAEWを強く警戒し、所属レスラーの退団や契約切れについてかなり敏感になっています。
AEW発足当初は「WWEに不満を抱いているレスラーたちがAEWに移籍するのではないか」という噂がまことしやかに流れていましたが、結局WWEからの移籍組は現時点でダスティン(ゴールダスト)だけ。しかし、AEWはWWEのレスラーに接触していたようです。
先日紹介したジム・ロスのインタビューの中で、ロスは「WWEは、アンダーカードのレスラーに、他団体への流出を避けるために50万ドルのオファーを出して契約を更新した」と述べている部分がありました。ここで言及されている「アンダーカードのレスラー」とは誰なのか?Fightfulによれば、今年の初頭にWWEに対してリリースを要求したThe Revivalだそうです。契約は5年契約だったとか。
Revivalの退団要求は却下され、Revivalはタッグ戦線の充実や待遇の改善などを訴えたと報じられています。現状、彼らの待遇はリリース要求以前とあまり変わっていません。Fightfulによれば、2人はこのオファーに合意する予定ではないとのこと。
ところで、Revivalが要求を却下された後、現在WWEと揉めに揉めているサーシャ・バンクスが「私も連れて行って」とツイートしていたんですよね。サーシャはこの頃、エッジ&クリスチャンのPodcast番組でWWEの過密スケジュールなどへの不満を語っていて、いつ表面化してもおかしくない状況ではあったんです。
WWEに不満を抱いているレスラーは今も少なからずいるのでしょうが、WWEは今後リリース要求を一切受け入れない方針を固めているようなので、特にMain Eventとハウスショーが活動のメインになってしまっているようなレスラーにとっては厳しい時期が続くことになるのではないかと思います。
(Fightful)
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