元AEWマックス・キャスターがTNAデビュー戦で過激なラップを披露してTNAから追放された騒動について、元WWEのジョナサン・コーチマンがTNAの制作体制を批判しました。キャスター本人に責任があるとしつつも、事前にラップの内容を確認していれば防げた問題だったと指摘。WWEでは大型大会の演出を複数人がチェックしていたと振り返っています。
キャスターは、現地10月11日開催のBound for GloryでTNAデビューを果たしましたが、入場時のラップでサウジアラビアの首都リヤドへの攻撃をネタにしたことで批判が殺到。TNAは翌日、犠牲者や関係者に謝罪するとともに、キャスターとの関係を打ち切ると発表しました。
Podcast番組「The 2 Count」では、コーチマンと共演するJDFromNYが、この問題についてTNAにも責任があると主張しました。TNAがサウジアラビアと深いビジネス関係にあるWWEの提携団体であることも踏まえ、キャスターの判断を厳しく批判しています。
マックス・キャスターの件は、そもそも起きるべきじゃなかった。
あいつはTNAに一度出演しただけで解雇された。その判断は正しかったと思う。でも、そもそもそんな事態になるべきじゃなかったんだ。キャスターは自分がどういう場所に来たのか、ちゃんと理解しておくべきだったのさ。
TNAはWWEの提携団体で、そのWWEはサウジアラビアと仕事をしている。それなのに、初登場でリヤドが爆撃されたことをジョークにするなんて。いい加減、空気を読めよ。
あんなことは言うべきじゃない。コメディアンが際どいジョークを言ったり、ラッパーが少し過激なことを言ったりするのは分かる。でも、あの状況でやるべきことじゃないんだ。
それに、TNAだってキャスターが何を言うつもりなのか、事前に把握しておくべきだった。プロデューサーはどこにいた?カルロス・シルバ社長は何をしていたんだ?
なぜ事前に内容を承認するなり、原稿を読んで「マックス、それは言わない方がいい。そこを書き直してから出よう」と止めなかったんだ?
理解できないよ。キャスターに責任があるのは確かだ。でも、TNAにも同じだけ責任がある。事前にきちんと確認して、問題になる発言を防ぐべきだったんだから。
Fightful Selectによれば、問題となったラップについてTNAは内容を確認していなかったそうです。また、TNA自身も公式声明で、問題の発言を放送してしまった責任を認め、再発防止に取り組むと表明しています。
コーチマンがWWE時代の制作体制と比較
コーチマンもJDFromNYの意見に全面的に同意しました。TNAの制作体制だけでなく、謝罪後もエンターテインメントとしての表現を擁護したキャスターの姿勢についても、厳しい言葉を向けています。
カルロス・シルバ社長はプロレスのプロデューサーじゃない。事業を作り上げることのできる人間で、テレビの仕事をしている人だ。彼の下には誰かプロデューサーがいなきゃいけない。以前はトミー・ドリーマーがいたけど、今は誰がいるのか分からない。
キャスターは今朝、謝罪を出したんだ。要するに「謝罪します。TNAには感謝しています」と言っていた。でも、そのあと自分の言い分をさらに強調したんだよ。「俺はただ人を楽しませようとしているだけで、そのことについては絶対に謝罪しない」ってね。
俺からマックスに言いたいのは、この業界でやっていきたいなら、何がエンターテインメントとして許されて、何が一線を越えるのかを理解しなきゃいけないってことだ。
人が亡くなった出来事をジョークにしているんだぞ。マックス、そんなことは誰かに確認するまでもなく、自分で分からなきゃいけないんだ。
俺がWWEにいた頃は、番組でやることはすべて複数の人間が承認していた。特に大きなPPVではね。
入場しながらラップをするなら、責任者のところへ行って「これをやってもいいですか?」と確認すればよかったんだ。そうすれば、その人が「この一節は削れ」と言って、それで終わりだったはずだよ。

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(情報源: The 2 Count / WrestleZone / Fightful / TNA Wrestling)






