2019年にAEWに入団し、クリス・ジェリコのユニット”The Inner Circle”の一員として活動しているジェイク・ヘイガー(元WWEジャック・スワガー)。WWEとAEWの両方を知る彼は、両団体の違いについてどう考えているのでしょうか?
Bellatorに再び参戦するヘイガーは、スケジュールの違いについて、MMAファイターとしての観点も含めて記者会見でこう語っています。
AEWは隔週で2回分の番組収録をしているんだ。だから、その間に10日間の休みがある。[…]AEWでの撮影日を休息日と考え、収録から帰ったらトレーニングだ。
AEWは、俺が本当に無理をして一生懸命働いていることを理解してくれている。俺のスケジュールについて素晴らしい仕事をしてくれていると思うし、収録に参加している間もランニングやコンディションを整える時間を少し用意してくれるんだ。
(WWEとの)一番の違いはスケジュールだね。AEWは毎週放送される番組があるから、PPVを入れても年に60〜70試合くらい。WWEは年に200試合以上だ。
スケジュールは全く違うよね。ツアーに出ている5日間にトレーニングができたとしても、同じものではない。継続的なトレーニングはできないし、コーチもいないし、ある種の整合性のある計画もないんだ。
WWEは一年中ツアーをしていて、試合数が非常に多いことが特徴です。ツアー中に怪我をしてしまうケースも多いので、選手としては大変です。AEWもツアーをする計画があったのですが、新型コロナウイルスの影響もあり、実現していません。WWEもツアーを停止しています。
また、ヘイガーはAEW社長のトニー・カーンの手腕についてもこう語っています。
彼は素晴らしいよ。リーダーシップが本当に伝わってくる。優秀な人材にAEWで働いてほしいと思っているから、ここでメディアのみんなと話しているような感じで、会話がとてもカジュアルだ。スポーツの大ファンでもあってね。だからこそ、多くのレスラーがAEWに所属しているのを喜んでいるんだろうと思う。でも、それは彼がレスラーをアスリートのように扱ってくれるからだ。そのことは俺たちの仕事にも表れているよ。
選手にとって働きやすい環境のようですね。
(参考: Wrestling Inc)