AEW・Dynamiteの最新回では、MJFがリーダーを務める新ヒールユニット「The Pinnacle」の結成が発表されました。ウォードロー、FTR(ダックス・ハーウッド & キャッシュ・ウィーラー)、タリー・ブランチャード、そしてショーン・スピアーズがMJFの脇を固め、みんなの嫌われ者として活動してくことになります。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、このユニットの結成は1年前から計画されていたそうです。トリガーになったのはFTRのAEW入団。「ヤング・バックスとのドリームマッチの次に彼らがやらなければならないこと」として設定されていたそうです。
FTRの存在はAEWにとって大きなものになっています。ハーウッドは、社長トニー・カーンに対して自ら「ジャングル・ボーイをビッグスターにするための計画」を提案し、彼らの抗争が始まりました。彼らがWWEから移籍してきたことによって実現したことは少なくないのかもしれません。
このことからも、WWEの実力者がAEWに移籍することのインパクトの大きさがわかります。先日、アンドラーデがWWEからのリリースを希望したものの拒否されたというニュースが話題になりましたが、WWEが要求を拒んだ理由は「アンドラーデのAEW移籍を望んでいないから」だとされています。
しかし……WWEの名物実況アナウンサーとして知られ、現在はAEWで活動するジム・ロスは、だからといってアンドラーデのWWE内での扱いが良くなるとは思わないとコメントしています。
WWEがアンドラーデの要求を拒否したことに驚きはない。彼自身やWWE以外の団体に有利なことはしないよ。契約が終わるまで家で体育座りしているレスラーがいたとしても、どうでもいいんだ。
アンドラーデと婚約関係にあるシャーロット・フレアーは、WWE上層部に対してアンドラーデの活動に関する提案をしたことを明かしています。彼の今後はシャーロット次第なのかもしれません。
(Wrestling Observer, Cultaholic)