ここ最近のAEWでは、女性戦線を盛り上げるための活動が目立っています。日米で開催されたトーナメントや、サンダー・ロサとブリット・ベイカーによる血まみれのLights Outマッチはとても話題になりました。
特に、ロサとベイカーのデスマッチは反響が大きく、マッチ・オブ・ザ・イヤーの候補になったと高評価するファンも少なくありません。業界内の評価はどうなっているのでしょうか?
ルネ・パケットのPodcast番組に出演したベイカーは、パートナーであるアダム・コール(WWE・NXT)のリアクションを明かしています。
あの試合は事前に収録したものなんです。試合後はバックステージに戻って、すぐに画鋲を取ってもらいました。アダムはジェフ・ジョーンズ(AEWのソーシャル・メディア・コーディネーター)と親しくて、ジェフに私を心配するメッセージを送ってくれたみたいで。本当に心配してくれていて、画鋲を取った後でFaceTimeでビデオ通話したんですけど、その時も私は血まみれのままだったんですよね。ジェフはアダムに「彼女は大丈夫だよ」と伝えたんですけど、アダムは「会いたいんだ」って。私は血まみれでしたけど、無事だったことを喜んでくれました。
放送当日、アダムはNXTのバックステージで試合を見たんです。スマホで。その後で送られてきたメッセージを読んで泣きそうになっちゃいましたよ。「ブリット、君はまさに歴史を作ったんだ。これまでに見た女性の試合の中でもトップレベルだよ。過去最高のギミック・マッチの1つだ」って。
試合内容の充実ぶりももちろんですが、あれだけハードな試合をテレビ番組として放送できたことが驚きです。この試合は絶対に見るべき試合だと思います。個人的な評価では、「Double or Nothing 2020」でのThe EliteとThe Inner Circleによるスタジアム・スタンピード・マッチや、「Double or Nothing 2019」でのCody VS ダスティン・ローデス戦、「Revolution 2020」でのヤング・バックス VS ケニー・オメガ & ハングマン・ペイジ戦に匹敵する試合です。