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AJスタイルズがWWEに移籍する際の懸念は「ビンスからステレオタイプなギミックを与えられるかも」だった

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WWEのビッグスターとして活躍中のAJスタイルズ。21世紀のアメリカ・プロレス界を代表するレスラーの1人である彼は2016年にWWEに入団しました。

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WWEの最高責任者はビンス・マクマホン。基本的に、ほとんどの決定は彼の承諾を得なければなりません。彼の影響力は絶大です。

AJは、WWEに移籍する時に1つの懸念があったと語っています。

何が起こるか分からなかった。「リングネームを変えなきゃならないかもよ」と言われたりもしたんだ。俺は「構わないし、そちらの決定に従うけど、俺の脇腹にはAJと書かれた大きなタトゥーがあるからね。それでもいいなら何とでも呼んでくれ」と返したよ。

でもね、もっと心配していたことがあるんだ。俺にはどうしても直せない南部訛りがある(AJはアメリカ南部ジョージア州出身)。だから、ビンスが俺にオーバーオールを着せてバンジョをー持たせ、ちょっとしたカントリーソングでも歌わせようとしてきたらどうしようと思ってた。リングネームよりもこっちのほうが心配だったよ。

出身地や人種に合わせたギミックはプロレス界ではよく見る光景ですが、以前よりも減っているように感じます。シリア人の息子でムスリムのサミ・ゼインは、そうしたアイデンティティに依拠したギミックに対して否定的な態度を取っています。

中邑真輔のギミックは彼が日本人であることに基づくものではない。私と同じようにね。両親はシリア人だけど、ターバンを巻いたり、アイアン・シークのように振る舞ったりはしない。私は偶然アラブ人なだけのパフォーマーなんだ。

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(Fightful)

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