2016年に新日本プロレスに入団し、本隊のエースとして名勝負を繰り広げてきたマイケル・エルガン。2019年春に退団を決意し、インパクト・レスリングと契約を結びました。
とある事件をきっかけにアメリカのインディ界でリアルヒールになってしまったエルガンが再びアメリカを拠点に選んだことは固い決意の現れでしょう。以前のインタビューでは「インパクト・レスリングのプロレスを気に入っている」と語っていたエルガンですが、団体に弱点があることを指摘しています。
エルガンが考えるインパクト・レスリングの弱点
かつて、インパクトにはAJスタイルズやサモア・ジョーなどの名勝負製造機が何人も在籍していました。しかし、彼らが全員団体を去った後、インパクトの衰退に歯止めが効かなくなってしまいました。
エルガンは、TNA時代を含め、インパクト・レスリングでのファイブスターマッチはAJスタイルズ VS サモア・ジョー VS クリストファー・ダニエルズの3Wayマッチが最後だと指摘。3人による3Wayマッチは過去に何度も実現していますが、最後にファイブスター級の評価を得たのは2009年11月15日の試合です。実に10年近くもの間、インパクトでは歴史的名勝負が生まれていない……。
だから、チャンピオンになり、王座を保持した後の目標は、ファイブスターマッチを生み出し、インパクトの記録に名を残すことだ。
かつて程の勢いはありませんが、インパクトにはジョニー・インパクトやブライアン・ケイジ、ムースなどの実力者が多数在籍しています。エルガンには彼らと切磋琢磨する中で汚名返上を果たしてもらいたい。そして、日本で関本大介や鷹木信悟らとのドリームマッチを実現させてほしいです。というはか、関本との試合は年内にも大日本で実現しそうな気がしないでもないですね。2人とも乗り気なので。
(参考: WrestlingInc)